私と彼の秘密 その後

母,妻、そして女。

自分にとって、プラスにならない人。

 

関わった後、なぜか、嫌な思いを残す人。

 

自分を快く思っていないだろうと感じ取れる人。

 

そんな人に、時間を費やすのは、無駄だってこと。

 

覚悟してみせるのは、私。

 

 

 

ここから先は、自分の問題。

 

 

 

 

 

 

 

 

龍使い

魔が刺したのか、

 

もしも?万が一?

 

そう思ったから、LINEしてみたけど、

 

甘かった。

 

期待した返事はなく、既読スルー。

 

 

もう、世間話も、

 

近況報告も、

 

挨拶さえも期待できない未来を思った。

 

絶望的だと感じた。

 

 

 

 

 

今回、あなたと、この様な関係になれたことは、いい経験だった、感謝します。

 

さようならのつもりの最後のLINEを送ってみた。

 

 

朝になって、既読になっていなかったから、慌てて消した。

 

わざわざ、あえて、サヨナラしなくても、

 

これはすでに、事実上のサヨナラだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

朝起きてすぐは、神様に1番近い場所にいるらしい。

 

そこで、金色の龍の姿を思い浮かべて、念じてみる。

 

龍神様、私の邪気をお祓いください🙏

 

 

これは、昨日、本で読んだ、邪気払いの方法だ。

 

初めて試してみた。

 

 

 

 

 

 

 

いつもの夜の散歩だった。

 

1時間の田んぼコースを歩きながら、

 

私は、開き直っていた。

 

思い出を忘れるのではなく、

 

思い出に浸りながら歩こうって。

 

この道で、寒さに震えながらも、暖かな気持ちになれたあの日々を

 

あの時の気持ちを

 

いつでも思い出して歩けばいい。

 

 

そしたら、そのうち、

 

だんだん、記憶は薄れていく。

 

無理せずに、その時を迎えればいいんだから。

 

 

 

 

なぜかわからない。

 

犬をフリーにさせながら、LINEを開いた。

 

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そして目を疑った。

 

彼からのLINEがあったから。

 

この時間の散歩は、久しぶりなんだそう。

 

彼は、

 

あの言葉が嘘じゃないよ。と言わんばかりに、

 

久しぶりに話そう。

 

そう言ってくれた。

 

「当分、電話はできないよ」と、言われてから、4ヶ月が経つ。

 

彼と繋がることができるなんて、思いもしなかったから、

 

スマホの文字を疑ってしまう。

 

そして、どんなふうに話しかけたらいいのか、緊張してわからない。

 

けど、実際に声を聞いたら、

 

脳はちゃんと覚えていて、

 

あの頃と同じように、穏やかな気持ちになれた。

 

 

この声は、私にだけ聞こえてくる声。

 

嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

今日、龍は、彼の住む土地で、

 

雨を降らせた。

 

雷を伴った土砂降りの雨だった。

 

偶然を装ったかのような、龍の仕業。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思い起こせば…。

 

今まで、いつもそうだった。

 

絶望的だと感じた時に、その偶然はやってくる。

 

夫は、そんな私の姿をずっと見て来て、

 

最近になってこう言ってくる様になった。

 

お前には、龍が付いていると。

 

龍神様が、その雨を降らせたのなら、

 

そしたら、

 

その雨に打たれて、ずぶ濡れになったのだから、

 

彼の邪気も払われたはずだと、私は感じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心が揺らぎそうだった。

 

一言だけ、

 

今日は暑いね。

 

って、もう少しで、LINEを送るところだった。

 

けど、

 

仕事の時間になって、私は、揺らいだまま、スマホをしまった。

 

今になって、

 

LINEをしなくて良かったって思う。

 

きっと、既読スルーだ。

 

また、打ちのめされる。

 

もう、世間話すら、快く思ってもらえないんだろうな…。

 

私は、そんな人に、いつまで執着する気なんだろう?

 

 

この先に、私が描く未来はあるの?

 

無いよね。

 

無いけど、信じるのは、私の勝手だから。

 

 

 

伊吹山へ

熱が下がったけど、

 

完全に体調が戻ってなくて、

 

それでも、夫が、犬を連れて、伊吹山に行こうと言ってくれた時は、

 

不安はあるものの、半分喜んだ。

 

本当は、友達と、祇園祭りに行くために、有給休暇を取っていたけど、

 

娘のコロナで、取りやめになっていたから。

 

 

 

 

家を出てすぐに、スマホを忘れていることに気がついたけど、

 

スマホを見る気もせず、

 

写真を撮る気力もなくて、

 

取りに戻る必要はないと思った。

 

 

 

 

 

伊吹山からの景色は素晴らしかった。

 

わたしは、元気を取り戻して、夫のスマホで、たくさん写真を撮った。

 

ただ、嘘みたいに、ここはとても寒くて、震えていた。

 

着いた時は、太陽がさんさんと上の方にあったけど、

 

結局、何もせずに、日没まで過ごした。

 

日没の太陽は、赤くて、周りも赤に染めながらゆっくりと去っていった。

 

 

私の体調は、あまり良くなかった。

 

喉から熱が発せられて、悪寒もあった。

 

明日は、仕事に行けるんだろうかと、心配になった。

 

 

 

 

帰ったら、10時前だというのに、

 

お風呂も沸いてなくて、

 

孫とお嫁ちゃんは、ちょうど晩御飯を食べていた。

 

こんな時間に?

 

何もできてないの?

 

最悪だとしか思えなかった。

 

自分のお風呂の番が回ってくるのは、何時だろ?

 

 

 

私は、もう限界だった。

 

そのまま、メイクを落とすと、寝室に入って、パジャマに着替えて横になった。

 

そこで、スマホを開いてみた。

 

私のストーリーと投稿に、彼が見た証があった。

 

良かった〜。

 

その時、

 

夫が見かねて、氷枕を持って来てくれた。

 

夫は、優しい人だ。

 

私に厳しいのも、愛があるゆえだ。

 

明日の朝、熱がまだあったら、病院に行こう。

 

と言った。

 

そして夫は、もし私もコロナだったら、一緒に寝るのは良くないからと、

 

来客用の布団を持って降りた。

 

 

それがいい。

 

 

 

 

 

朝が来た。ずいぶん楽になっていた。

 

熱は、36.7度。

 

私は今、いつも通り、

 

犬と散歩している。

 

私は、夫の愛に、どうして答えられないんだろう…。

 

SNSのバーチャルな世界の中で、

 

彼がいったい、何をしてくれるっていうんだろう。

 

架空の人物かもしれない。

 

理想に作り上げた人物かもしれない。

 

でも、どんな人か知っている。

 

考え方をもっと知りたい。

 

もっともっと、知りたい人。

 

 

 

 

 

 

しんどい夜

昨日の夜、熱があるとわかっていたけど、

 

本当に熱があったら嫌だから、測らずにいた。

 

娘は、今、コロナで、

 

感染の可能性は否定できない。

 

どうしよう…。

 

 

お風呂も素早く済ませ、寒気がするので、すぐに布団に入った。

 

時刻は、9時半。

 

 

 

なかなか寝付けずに、しんどさと戦っていたら、

 

夫が布団に入って来た。

 

もし、コロナだったらいけないと思い、私は、布団から出て下に降りた。

 

 

熱を測ってみたら、37.9度。

 

私が熱を出すなんて、相当珍しい。

 

頭痛もするし、体も痛い。

 

頭痛薬を飲んで、

 

下の座敷の畳に転がった。

 

クーラーを入れなくても、暑いと思わなかった。

 

きっと麻痺してるんだろう。

 

やがて、犬の鳴き声で、目を覚ました。

 

裏庭に、何か来てるようで、私は、勝手口を開けて犬を外に出してあげた。

 

時刻は、3時半だった。

 

あれから少しうとうとしたんだな。

 

熱は、37.3度に下がっていた。

 

我ながら、さすがだと思った。

 

 

 

 

5時にセットしてある、ご飯が炊けたメロディーが鳴った。

 

朝が来た。

 

私は、犬の散歩に行けるのだろうか?

 

孫を保育園に送れるのだろうか?

 

そう思いながら、熱を測った。

 

36.7度。

 

コロナではなかったんだと思ってホッとした。

 

娘は、40度の熱を出していたから、

 

それとは様子が違うようだ。

 

 

今日も暑くなりそう。

 

そう思いながら、犬の散歩に出た。

 

 

彼は、元気だろうか?

 

しんどい時には、考えられなかったけど、

 

体調が楽になって、まず考えたのは、彼のこと。

 

最近、インスタにも姿を見せないから、心配。

 

でも、LINEはできない。

 

私は、彼にとって、心地いい存在ではなさそうだから。

 

 

 

同居の愚痴

お嫁ちゃんが、さった後のキッチンは、

 

クーラーつけっぱなし。

電気つけっぱなし。

テレビ、つけっぱなし。

 

食卓には、食べ残しが、ほったらかし。

シンクには、食器がほったらかし。

 

 

これは、今日に限ったことではなく、もうなれたけど、

 

せめて、電気代ぐらい、払え!

と言いたい。

 

私の性分は、

 

料理する前は、キッチンが綺麗でないと嫌。

 

結局は、私が片付けることになる。

 

いつまでそんな日々が続くのだろう。

 

ここに書いて発散してる。

 

それだけで、救われる。