私と彼の秘密 その後

母,妻、そして女。

娘のカバンがなくなった時、

私は、龍神様にお願いをしてる。

 

 

 

わたしの寿命を5年差し上げますので、

どうか見つかりますように🙏

 

 

すると、神様が頷いた。

 

 

私は、きっと、ここのどこかにあると確信したが、

 

必死で探している夫と、娘には、何も言わなかった。

 

 

その日は、夜遅くまでブログを書いていた。

 

あのカバンは、娘にとって思い入れのあるカバン。

 

彼女の気持ちを察すると、辛かったけど、

 

もう出てこない気がしていた。

 

 

 

 

次の日の朝を迎えた。

 

天に1番近い時間に、私は龍神様を思い浮かべて、本で読んだ通りに唱えた。

 

龍神様、どうか、私の邪気をお祓いください。

 

 

 

 

 

昼過ぎに、私のブログに、ある人から返信があった。

 

見つかりますようにと、祈ってくれていた。

 

きっと返信があるような気がしていたから、

嬉しかった。

 

 

 

 

お礼が言いたくなって、禁断のLINEを開いた。

 

最後にラインを交わしたのは、確か3月。

いえ、2月?

 

トークルームを削除して、しばらくブロックしてあったので、

 

真っ白なページに、躊躇しながらも、返信のお礼を伝えた。

 

 

 

あの人らしい。すぐに既読になる。

 

その返事には、きっと見つかると、書いてあった。

 

それを見て、なんの根拠があってそこまで言い切れるのか?

 

不思議な感覚があった。