私と彼の秘密 その後

母,妻、そして女。

振り返り

の手のひらで
22/05/20 07:18

 

f:id:ginkun6:20250514221843p:image

彼にも、家族があって、


私にも、家族がある。


朝は、隣に誰かがいてるかもしれないというのに、


私は、目が覚めたら、


いつも、おはようと、LINEを送った。


気が付いてくれたら、彼は、おはようと、返してくれる。


それが嬉しくて、待ち遠しいの。


でも、よく考えたら、それはとても危険なこと。


こんな朝早い時間に、LINEの着信音が鳴ったら…


不自然だよね。

 


私は、そのことを彼に打ち明けてみた。

 

 


誰かさんは、スイッチが入ると我慢できなくなるからね。

 


それは想定内。

 


奥さんも、勘のいい人なので、何か感じて、アンテナを張っているかもしれない。

 


それも想定内。

 


私は、また、彼に甘えていたことを知った。


相変わらず、無防備すぎる私だ。

 


だから、その時誓った。


もう、おはようのラインはしないって。


この関係を


自分の私欲を満たすためだけの、


浅はかな行動で、


終わらすわけにはいかない。

 

 


彼の手のひらは、


大きくて、温かくて、


その中で、転がされてる私は、とても安心だけど、


いつまでも、
彼の手のひらに守られてるだけじゃいけないと、


ようやく気がついた。

 

 


この時間が、ベスト。


彼は、そう言った。


家に1人になる時間。

 

 


これから、


私は、LINEをするのに、


相手の今の状況を想像して、


送らない方がいいと思ったら、我慢する必要があるし、


また、急に閉じないといけない時もあるだろうし、


それらを含めて、全ては、居心地の良い関係を続けるためなんだと、理解する。


それは、相手のことを思いやる気持ちなんだと、確信する。


今さらです。許してね。