人は本
人生は、ストーリーなんだって。
不安になる私のために、
一緒に考えよう。
そう言って、わかりやすく、さとしてくれる。
人は本。
読むことはできても、入ることはできない。
無理矢理入ろうとしても、違和感しかない。
それを聞いて、私は、彼の本の中に入ろうと必死になっていた気がした。
それができなくて、不安になるんだ。
私は、彼のストーリーの中に、きっと出てきている。
今のままでも。
その登場人物で、限りなく遅い出番の私が、彼のストーリーを少しでも変えることができたら、ラッキー。
それぐらいに思っていて、ちょうどいい。
今日も彼は私をさとしてくれた。