私と彼の秘密 その後

母,妻、そして女。

人は本

 

人生は、ストーリーなんだって。

 

不安になる私のために、

一緒に考えよう。

 

そう言って、わかりやすく、さとしてくれる。

 

人は本。

 

読むことはできても、入ることはできない。

 

無理矢理入ろうとしても、違和感しかない。

 

それを聞いて、私は、彼の本の中に入ろうと必死になっていた気がした。

 

それができなくて、不安になるんだ。

 

私は、彼のストーリーの中に、きっと出てきている。

 

今のままでも。

 

その登場人物で、限りなく遅い出番の私が、彼のストーリーを少しでも変えることができたら、ラッキー。

 

それぐらいに思っていて、ちょうどいい。

 

 

今日も彼は私をさとしてくれた。